転びにくい体をつくり、健康年齢をのばすには?

いきなり問題です。


【問題】運動会のお父さんリレーで、転ぶお父さんが多いのはなぜでしょう?

 

色々な理由が考えられます。

 

主な理由は

①脳から手足を動かす命令が出ても、(若い時のように)命令通りに手足が動いてくれない

若い時は、全力疾走するような強い負荷をかける命令が脳から出た場合、手足が命令通りに動いてくれます。30~40代の年齢の時に脳から同様の命令が出た場合、命令通りに手足(特に足)がうまく前に出ず、(足が)もつれて転んでしまうのです。

 

②足が地面に着地するときに体を支える筋力が若い時より低下している

または、若い時より太ってしまって重たくなった分、相対的に体を支えられなくなっている。

 

バランス感覚が鈍くなり、(特にカーブで)バランスを崩し、転ぶ

(ただし、幼稚園・小学校の校庭のカーブは大人の歩幅からするとかなり急で、走るのが速いために曲がり切れずに転ぶ場合もあり、この場合は運動ができる人の転ぶ原因です)


【問題】それでは、高齢者が歩行等の軽い負荷運動でも転びやすいのはなぜでしょう?

 

答えは次のようにになります。上の①~③と次の①~③を比較してみてください。

主な理由は

①脳から手足を動かす命令が出ても、(30~40代の時のように)命令通りに手足が動いてくれない

30~40代の時は、歩行するような軽い負荷をかける命令が脳から出た場合、手足が命令通りに動いてくれます。高齢になり、脳から同様の命令が出た場合、命令通りに手足(特に足)がうまく前に出ず、(足が)もつれて転んでしまうのです。

 

②足が地面に着地するときに体を支える筋力が30~40代の時より低下している

または、30~40代の時よりより太ってしまって重たくなった分、相対的に体を支えられなくなっている。

 

バランス感覚が鈍くなりバランスを崩し、転ぶ

 

つまり、

高齢が歩いていて転びやすくなる原因は、働き盛りのお父さんが運動会で全力疾走をしたときに転ぶ原因と同じであると考えてよいです。

 

#1.若い人→強い負荷でも転びにくい

#2.30~40代→軽い負荷なら転びにくいが強い負荷なら転びやすい

#3.高齢者→軽い負荷で転びやすい


 

<転びにくい体をつくることについて>

まず運動療法をして改善させたいのは、②と③です。②と③を改善させると、①も同時に改善できる可能性があります。

食事療法のみでダイエットする人もいるかもしれませんが、その場合、②と③は避けられません。もし食事療法だけで肥満が解決できたとしても、運動療法をしないと確実に足腰が弱くなり、それが原因で将来他人から介護される年齢が早まってしまうかもしれません。以上の理由から、肥満があるないにかかわらず、

運動療法は絶対に必要です

次回は、②と③の改善方法の例を説明します(他の話題と前後することもあります)。