漢方治療と西洋治療

当院の診療について

当院では、西洋治療だけでなく東洋治療(漢方治療)を積極的に取り入れており、患者様の疾患・体質を把握した上で治療方針を決めます。どちらかの治療または両方の治療をします。
当院では、特に漢方治療に力を入れており、多種類の漢方薬を処方しています。また、糖尿病指導にも力を入れています。

漢方について

漢方薬は、自然界の(薬効のある)草や葉・木の根など、多種類をブレンドして火を通して作られます。 一般的な保険適応の漢方薬は、出来上がった状態の漢方薬であり、煎じる必要がなく、そのまま内服できます。

 

風邪と漢方薬

当院では、各種疾患の治療をしながら、免疫力を強くして風邪をひきにくくする体質をつくることに力を入れています。
体質に合う漢方薬を普段から内服していると、体全体の色々なバランスが良くなることで強い免疫力を保つことが可能になり、風 邪はひきにくくなります。また、風邪をひきそうなときに内服方法を工夫すると、漢方薬の効果を高めることもできます。風邪が原因で仕事を休んだという経験は誰でもあると思います。なるべくそうならないように健康管理をすることが大事で、当院はそこに力を入れています。
また、風邪は万病のもとと言われます。特に基礎疾患がある方は、風邪を機に重症肺炎を発症したりすることもあるため、風邪をひきにくくする体質づくりは大切です。

 

妊娠中の漢方薬

服用しない方がよい漢方薬は、成分に、麻黄(発汗剤)・附子(体を温める)・桃仁(血行促進)・牡丹皮(血行促進)・大黄(下剤)等が入っているもので、これ以外のものは服用してもほとんど問題はありません。ただし、実験して妊娠中の安全性を確立させている漢方薬は一つもありません。 例えば、21番の漢方薬の小半夏加茯苓湯は、妊娠嘔吐(つわり)に使われる漢方薬であるのにもかかわらず、妊婦の安全性は確立されていません。その他、妊娠中に母子共に健康を促すような漢方薬もありますが、このような漢方薬も安全性は確立されていません。 ただ、そう考えてしまうと普段当然のように飲んでいる色々なお茶にも薬効があり、安全性が確立されていないため、妊娠中はお茶も飲めないことになってしまいます。妊娠中に漢方薬を服用するかしないかは、医師とよく相談して決めてください。

 

皮膚疾患の治療

軽症の患者様以外は、保険外の漢方入浴剤治療と保険の内服治療の併用をおすすめします。保険外の漢方入浴治療とは、生薬(漢方薬のもとになる葉など)を煎じて、飲むのではなく湯船に入れて、皮膚に浸透させる治療法です。この治療は保険外であり、手間もかかりますが、効果が出る患者様もいます。保険内の内服治療のみでは効果が出にくいです。

 

花粉症・鼻炎等の治療

花粉症の漢方薬は多種類あります。 西洋薬には、眠くなる・口が渇く等の副作用がありますが、漢方薬にはこの副作用はありません。
その年の花粉量などにもよりますが、当院に受診される花粉症患者様の6~7割位は漢方薬のみで花粉のシーズンを過ごせています。3~4割の患者様は、漢方薬と西洋薬を併用するか、西洋薬のみの治療をしています。

婦人科疾患・冷え性等の治療

体が冷える、顔がほてる(hot flash)、月経不順・月経痛、子宮筋腫、子宮内膜症、更年期障害等の漢方治療も行っています。

ホルモンバランスを整えたり、体を温めたり、血の巡りをよくしたり(瘀血(おけつ)の改善)するのは漢方薬の得意分野です。

その他の漢方治療

上記以外にも、易疲労(疲れやすい)・口渇・冷え・ほてり・便秘・下痢・頻尿・頭痛など、幅広く漢方治療をしています。

糖尿病治療について

当院では、糖尿病指導に力を入れています。食事療法・運動療法をどのようにすればよいかを説明します。

 

 

食事療法・運動療法について
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