よくあるダイエット法と当院のダイエット法の長所・短所
①糖質制限ダイエット
②食欲抑制剤を使ったダイエット
③当院のダイエット法
の長所・短所について説明します。
①糖質制限ダイエットの長所・短所
●糖質制限ダイエットとは
まず、糖質や炭水化物を多く摂取したら
→中性脂肪になって皮下脂肪や内臓脂肪が蓄積しやすくなります。そのため、皮下脂肪や内臓脂肪の原因となる糖質を制限して脂肪を蓄積させない、
また、糖質が少なくなれば体の脂肪が燃料に使われるため(脂肪が減って)やせられる、
という方法が糖質制限ダイエットです。
長所は、しっかりとできれば比較的短期間で効果が出ることです。
短所は、炭水化物をほとんどとらないと、脳が活性化されにくくなります(糖質を多くとれば脳がより活性化されるわけではありません→コラム45https://www.sono-cl.com/column/45/参照)。
また、炭水化物を摂取しないと、必然的に蛋白質や脂質を過量に摂取してしまいやすくなり、全体のカロリーがかえって多くなり、失敗する例もあります。
また、楽に脂肪を燃焼させるという期待ができますが、同時に(糖質を燃料に使えないと、脂肪だけでなく)筋肉も燃焼させてしまうリスクも増えます。
「運動しないで楽にやせたい」という人が糖質制限ダイエットを実行することが多いようですが、筋肉量減少のリスクを伴うため、結局は筋トレなどの運動療法もやらないと不健康になります。
②食欲抑制剤を使ったダイエットの長所・短所
長所は、ちょうどよい位に食欲が抑制されれば効果が期待できることです。
短所は、食欲抑制剤の効果に個人差があること、また、糖質制限ダイエットよりは効果出現に時間がかかることです。
また、糖質制限ダイエットと同様に、食べないでやせる場合は筋肉量が減ってしまうリスクを伴うため、健康になるためには結局は筋トレなどの運動療法も必要になります。
③当院のダイエット法の長所・短所
当院で勧めるダイエット法は糖質制限ダイエットでも食欲抑制剤を使ったダイエットでもありません。
炭水化物は普通に摂取していただき、食事の仕方等を工夫してもらい、運動療法も勧めています。
運動ができない場合・苦手な場合は、日常生活の中で無理なく運動をとり入れていただくようにしています。
運動が好きな人には色々な運動を勧めています。自分自身は運動が大好きなので、色々な運動の提案ができます。
当院のダイエット法の長所は、リバウンドしにくいこと、また、脂肪をつけにくくするだけでなく、脂肪燃焼効果が期待できることです。
当院のダイエット法の短所は、効果が出るのに時間がかかることと、体重の減り方が緩やか(少しずつ減る)なことです。長期的な覚悟が必要になりますが、健康的なダイエット法としてお勧めです。
「楽に痩せられる方法でないと嫌だ」という方が多いかもしれませんが、これから先、長く健康でいられるようにするためには、運動療法もとり入れることをお勧めします。
おまけ
コラム:おすすめの万歩計
新・平成の伊能忠敬 歩いてつくろう日本地図
https://www.sono-cl.com/column/61/
を使い始めて1年経過しました。正確には昨日が1年で、今日は366日目です。
今日は多めに歩きました。
伊能忠敬さんのコメントです。
日本全体の21%まで歩きました。
北海道は広いので、次の秋田県は、まだまだ先です。