新型コロナは収束して終息する‼
新型コロナがどのように収束するか?終息するか?
について説明します。
■新型コロナの「収束」と「終息」は意味が少し違う
簡単に言うと、
収束する→被害拡大が収まってきている(がまだ終わっていない)。
終息する→被害拡大がなくなる
で、
新規の感染者が十分な期間出なくなると、終息宣言が出ます。
つまり完全に終われば「終息」で、その手前の収まりつつある状態が「収束」と考えて良いと思います。
■新型コロナはどうやって収束(終息)するか?
新型コロナウイルスが絶滅して終息するのが一番良いですが、感染拡大しているのでそれは難しいでしょう。
そうなると、
新型コロナウイルスと人間が共存しながら収束(終息)することになります。
その収束(終息)方法は、
「集団免疫」
という方法です。
集団免疫とは、
多くの人(集団)が新型コロナをやっつける力が強くなること(新型コロナの免疫がつくこと)を意味し、
多くの人が強いやっつける力を持てば感染拡大しにくくなり、収束(終息)に向かうのです。
そうなれば新型コロナが普通の風邪と変わらなくなります。
■新型コロナの集団免疫による収束(終息)の仕方
例を挙げた方が分かると思います。
密室に、5人の人間と新型コロナウイルスがいる場合、次の2通り(❶❷)を考えます。
❶もし5人全員が新型コロナの免疫を持っていなかったら(やっつける力が弱かったら)・・・
新型コロナウイルスにとっては、増殖できる場所(5人全員の肺の中)がたくさんあるので、住み家を見つけやすく、さらに増殖しやすくなります。
この場合、5人の手洗いなどが不十分だと全員感染する可能性が高まります。また、この5人が感染したのに隔離しなかった場合、それ以外の(免疫を持たない)人たちにもうつしてしまい、さらにその人たちも他の人たちに次々にうつしてしまい、新型コロナが好き勝手に増えていくことになるのです。これが感染拡大です。
逆に、
❷もし5人のうち4人が新型コロナの免疫を持っていたら(やっつける力が強かったら)・・・
この場合は
免疫を持っている4人は新型コロナウイルスをやっつける力が強いので、この4人の体に侵入しても簡単には増殖できません。逆にやっつけられて増殖できなくなり、次々に他の人の体にうつる(=感染拡大)ことも難しくなるのです。
5人のうち4人が免疫を持っているということは、8割の人が免疫を持っていることを意味します。
このように多くの人(この例では8割の人)が免疫を持つ(=新型コロナウイルスをやっつける力が強くなる)ことを、
「集団免疫」
といいます。
繰り返しますが集団免疫ができると、
新型コロナウイルスは
自由に住みつける場所を見つけにくくなり(住み家を見つけにくくなり)、
増殖するのが難しくなります。
集団免疫により多くの人(集団)にやっつけられて増殖するのが難しくなれば、
ウイルスの数が減っていくことになるため収束していき、さらに終息に向かっていく
のです。
また、新型コロナウイルスが次々に色々な人にうつっていくことができなくなれば、感染していない人を保護することにもなります。
これが
集団免疫による収束(終息)
です。
■集団免疫の方法は?
(※新型コロナワクチンが普及してきていますので、以下は参考程度に読んでください)
それでは、多くの人が免疫をつける(新型コロナをやっつける力を強くする)方法は?
一つは、現在開発中のワクチンを接種することですが、
いつ開発されるか分かりません。
そうなると、もう一つの方法は・・・
新型コロナにかかる(感染する)こと
です。
え?
新型コロナにかかりたくない(感染なんかしたくない)‼
と誰もが思うでしょう。
でも、多くの人(集団)が新型コロナの免疫を持って収束(終息)させるためには、国民の多くが
ワクチンを接種するか直接かかるかのどちらかしかない
のです。
■新型コロナが収束(終息)するまでに避けて通れないこと
前述したように、かなり多くの人が新型コロナの免疫を持つようになれば(やっつける力が強くなれば)集団免疫により新型コロナが収束(終息)に近づいていきます。
新型コロナワクチンができるまではまだまだ時間がかかりそうなので、もう国民の皆さんが感染しないで(かからないで)収束(終息)するということは、ほぼ不可能といっていいと思います。
つまり
新型コロナが収束(終息)するためには・・・
→多くの国民が新型コロナウイルスをやっつける力が強くなる(免疫を持つ)必要があり・・・
→やっつける力が強くなる(免疫を持つ)ためには・・・
→多くの国民がかかる(感染する)ことが避けられない
のです。
かかっても8割の人は無症状又は軽症と言われています。その8割の人だけが都合よく新型コロナにかかって免疫を持つことができ、かつその人達が重症化しやすい人にうつさなれば一番理想です。
実際には、
若い人や基礎疾患がない人でも、かかった場合に無症状又は軽症で済むかは(かかってみないと)分かりません。
現状からは、
国民の多くがかかるのは時間の問題で、近いうちに必ずかかる(感染する)と思っていた方がよいでしょう。
かからないように努力するのも良いですが、
かかっても(感染しても)無症状又は軽症で済むように体調を整えておくことがとても重要なのです。
■毎日のように感染者が増えているが、必ずしもマイナスに考えなくても良い
感染者が増えていてかつ重症者が増えていなければ、前述した集団免疫ができつつあり重症者は増えていないと言えるので、必ずしもマイナスに考えなくてよいのです。
言い換えると、重症者が増えないで新型コロナが収束(終息)に向かっていているということです。
繰り返しますが、
集団免疫による収束(終息)という考え方から、感染者数は急増していても重症者数が急増していないならむしろ朗報と考えることができるのです。
これからも軽症な人の感染者数がしばらく増え続けるかもしれません。
でも、しつこいようですが今までの説明から
実は日本での新型コロナは収束(終息)に向かっているのではないでしょうか。
■集団免疫を急いではいけない
集団免疫を急がない方が良い理由は次の通りです。
短期間に大人数が新型コロナにかかる(感染する)と、その分重症化する人が(短期間で)急増するリスクも出てくるからです。
重症者が急増すれば、医師が対応できなくなりベッド数も不足し、さらに他の病気の重症患者さんも十分な治療を受けられなくなってしまい、医療崩壊が加速するのです。
よって、
新型コロナの重症者を短期間で多く出さないようにするには、短期間で感染する人数をできるだけ少なくする必要もあるのです。
多くの人が新型コロナの免疫を持つことで収束(終息)するなら、元気な人はどんどんかかった方が良いという考え方もできなくはないですが、
収束(終息)が早い方が良いけれども重症者をできるだけ少なくする、
つまり
「早くすること」も大事ですが「ダメージを少なくすること」も大事
なのです。
実際にイギリスが、集団免疫による早期収束(終息)を試みようとしましたが、その分たくさんの重症者もでるとのことで方向転換しました。
また現状から、武漢などはまだ新型コロナが終息していなくても、収束しつつあると考えられます。これは、感染拡大時期が日本よりも早く、期間が長い分多くの人が新型コロナの免疫を持つことができた(集団免疫ができた)ことが理由として考えられます。
日本もこれからは確実に収束(終息)に向かっていきます(もう向かっているとも考えられます)ので、国民の皆さんはパニックにならないでもらいたいです。
■政府を批判してはいけない、またこれから国民の皆さんがやるべきこと
多くの人が政府を批判しているように思えます。そのような人は政府が今までと違う方法をとったとしても、結果が上手くいかなかったらその方法も批判するでしょう。
自身は、政府は批判が多い中よくやってくれてご苦労様です、と言いたいです。
国民の皆さんがやるべきことは政府を批判することではありません。
かなり多くの人が無症状感染(これを不顕性感染といいます)している可能性があります。
※不顕性感染の読み方:ふけんせいかんせん
大事なのは、無症状であっても、
自分が感染している可能性があることを常に頭に入れて、他人(特にハイリスクな人)にうつさないよう努力すること、
また、万が一感染しても軽症又は無症状で済むように自分自身の健康管理を徹底することです。