新型コロナ 『吾輩はマスクである』
新型コロナ感染拡大に伴い、誰もがマスクをするのは当たり前になっています。
ところで、皆さんはどういう理由でマスクをしていますか?
今回、
マスクの効果とマスクをする理由を、ハナクチさん(鼻口さん)がマスクさん本人(=吾輩)に聞いてみることにしました。
真相を吾輩(=マスク)が教えてくれます。
『吾輩はマスクである。
名前はなかったが、マスクという名前をもらった。
吾輩の使命は多くの人の鼻口を覆うことである。』
2人の会話が始まります。
《吾輩》
「吾輩(マスク)を多くの人が必要としてくれているので、とても嬉しく思う。」
「ところでハナクチさん、あなたはなぜマスク(吾輩)をしているのじゃ?」
《ハナクチさん》
「そりゃもう、新型コロナにかかるのが嫌だし、した方が予防になるから・・・」
「みんな同じ思いじゃないの?」
《吾輩》
「マスクをしたらどうして新型コロナの予防になると思うのじゃ?」
《ハナクチさん》
「マスクをすれば、新型コロナウイルスが体内に入るのをブロックしてくれるから。」
《吾輩》
「新型コロナウイルスはとても小さいので、マスクを通り抜けるぞ。」
《ハナクチさん》
「でもマスクをしないよりはした方が新型コロナウイルスは入りにくくなるから、しないよりはいいでしょ。」
《吾輩》
「確かにそうじゃ。でも、マスクで自分の予防をするなら、医師が診察するときにやっているような、頻繁なマスク交換が必要じゃ。」
「詳しくは
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)にマスクは有効か?
を参考にしておくれ。」
《ハナクチさん》
「そうなんだ。でも、みんながマスクしているのは自分を守るためじゃないの?」
《吾輩》
「そう思っている人は多いようじゃ。」
「でも、無症状者を含めて国民みんながマスクをすれば、
その人達からの飛沫で他人にうつしてしまう可能性がとても低くなるのじゃ。」
「その理由は、
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)にマスクは有効か?
で説明しているように、マスクの内側にいる新型コロナウイルスは水分を多く含んでいるため、その分サイズが大きくなって外側に出にくくなるからじゃ。」
「つまり、
自分がマスクをすれば、周りの人が新型コロナに感染しにくくなる、逆に周りの人がマスクをしてくれているおかげで自分も感染しにくくなる、
つまり国民のみんながマスクをして協力することにより予防ができ、新型コロナ感染拡大を防止できるのじゃ。」
《ハナクチさん》
「それじゃあ、自分だけがマスクをしても他の人がマスクをしなければ予防するのは難しいということね。誰もがマスクをするようになれば、みんなの予防になるということね。」
「他人がマスクをしていない場合に、自分がマスクをして予防するには、医師がやるように1日に何枚もマスクを取り換えなければいけないのね。」
「私がそうするのは難しいし自信がないわ。」
《吾輩》
「そういうことじゃ。」
「新型コロナが感染拡大している間は、症状の有無にかかわらず、皆マスクをした方が良いのじゃ」
「国民の皆さんは、大いに吾輩を利用してくれ‼」
「吾輩が役に立つことがとても嬉しい‼」
■アベノマスクは国の無駄な出費ではない
徐々に回復してきてはいるものの、依然として医療機関のマスクが不足しています。
前述したように、一般の人は医師のようにマスクを使う(頻繁なマスク交換)のが難しいため、
できるだけ繰り返し使えるマスクを利用してほしいと、
医療関係者は皆思っています。
なぜならば、使い捨てマスクを本当に必要とするのは医療機関であり、その医療機関にマスクが不足してはいけないからです。
一般の人の一部が、そのような現状やマスクの本当の効果を知らずに使い捨てマスクを購入したがると、医療機関へのマスクが不足してしまうのです。
3人以上の家族の場合は、アベノマスク2枚の支給では足りませんが、2人は使うことができます。
その2枚のマスクを有効に使えば(繰り返し使えば)
「一般の人が使い捨てマスクを買う頻度が少なくなるため、医療機関がマスクを購入しやすくなる」
ということが現実になるかもしれないのです。
つまり、
マスクを増産する方法以外で
医療機関へマスクをたくさん供給するには、
一般の人が繰り返し使えるマスクを上手く利用して、使い捨てマスクを多く買わないようにすればよい
という考え方ができ、総理からプレゼントされるマスクを
そのように利用すればよいのです。
自身は、診察時は使い捨てマスクをしていますがそれ以外の時は一般の人と同じなので、洗って繰り返し使えるマスクを使っています。
現在使っているマスクが消耗したら、総理からのマスクを(診察の時以外に)大事に使わせてもらおうと思っています。
皆さんも、マスクをプレゼントしてくれる総理に感謝し、大切に使うようにしましょう。