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漢方治療

漢方治療漢方薬は、自然界の(薬効のある)草や葉・木の根など、多種類をブレンドして火を通して作られます

漢方薬の保険適応

当院では保険適応の漢方薬を処方しています。

漢方薬は煎じるのが手間?

保険適応の出来上がった(完成した)漢方薬を処方していますので、そのまま内服でき、煎じる手間はありません。

 

漢方薬の特徴

皮膚疾患の治療

1つの漢方薬にはたくさんの効能があることが多いです。 そのため、1種類の漢方薬で複数の症状が改善することもあります(西洋薬の場合は1つの薬に対して1つの効能のみであることが多いです)。 また、漢方薬には添付文章に書いていない効能が多くある場合もあります。

漢方薬の効果が出るまでの期間

花粉症・鼻炎等の治療

漢方薬の種類や症状によって全く変わってきます。 数分で効果を実感できるものもあれば、1か月位かかる場合まで、様々です。

漢方薬の副作用

無いというと嘘になりますが、西洋薬と比べると間違いなく少ないです。

 

漢方薬服用のタイミング

一般的に効果を発揮させるのに一番良いのは食前30分か食間の内服ですが、あまり厳密に考えなくても良いです。 飲み忘れたら食後内服でも良いです。

漢方薬の適応になることが多い疾患

冷え性
冷え性に対しては漢方薬の得意分野で西洋薬の苦手分野です。 冷え性を改善させたい方はご相談ください。 また、冷え性があって他の症状もある場合、冷え性を改善させることで他の症状も同時に改善することがあります。 冷え性にも色々なタイプがあり、そのタイプを診断した上で漢方処方をします。
婦人科疾患
漢方薬が適応になり、著効することが多くあります。 月経不順、月経痛、子宮筋腫、子宮内膜症、更年期障害等を改善させたい方はご相談ください。 ホルモンバランスを整えたり、体を温めたり、血の巡りをよくしたり(瘀血(おけつ)の改善)することで改善することが多いです。
鼻炎・花粉症・副鼻腔炎
鼻炎・花粉症・副鼻腔炎の漢方治療されている方も多くいます。 漢方治療希望の方、また西洋薬で眠くなる等の副作用が出てお困りの方は相談してください。西洋薬と漢方薬を併用することも可能です。
過敏性腸症候群
過敏性腸症候群も漢方適応になることが多く、著効することが多いです。 便秘型・下痢型・混合型のいずれも漢方治療が可能です。
便秘・下痢
便秘の漢方治療に対しては即効性があることが多いです。 下痢体質に対しても漢方適応になることが多くあります。
易疲労(疲れやすい)
疲れやすいという方は非常に多いです。 内臓疾患等がない場合で疲れやすい場合は漢方適応になり、効果が出る方も多くいます。
西洋薬が無効な症状
症状があるけれども西洋医学的検査で異常が見つからない場合、西洋薬は無効なことが多いです。 そのような場合、漢方薬が有効なことは多々あります。
その他
ほてり、多汗、頭痛、各種痛み、頻尿等も漢方適応になることが多くあります。

妊娠中の漢方薬内服について

妊娠中の漢方薬内服について 服用しない方がよい漢方薬は、成分に、麻黄(発汗剤)・附子(体を温める)・桃仁(血行促進)・牡丹皮(血行促進)・大黄(下剤)等が入っているものやサフランで、これ以外のものは服用してもほとんど問題はありません。 ただし、実験して妊娠中の安全性を証明している漢方薬は一つもないので、どの漢方薬を処方されても、添付文章を調べると妊娠中の安全性は確立されていないと書かれています。 例えば、21番の漢方薬の小半夏加茯苓湯は、妊娠嘔吐(つわり)に使われる漢方薬であるのにもかかわらず、妊婦の安全性は確立されていません。 その他、妊娠中に母子共に健康を促すような漢方薬もありますが、このような漢方薬も安全性は確立されていません(安全性を実験で証明していません)。 妊娠中に漢方薬を服用するかしないかは、医師とよく相談して決めてください。