■漢方茶の効果・威力 ■院内の手作り作品⑤
■漢方茶の効果・威力
漢方薬は色々な生薬(植物の葉・根・茎など)がブレンドされて作られています。保険適応の漢方薬は煎じる必要がなく、そのまま内服できます。
保険適応の漢方薬の利点は、高額でないことと、煎じる手間がかからないことでしょう。
ただし、保険適応の漢方薬は既製品となっており、もう少し生薬を追加できればさらに効能が期待できるのに・・・ と思えることが多々あります。煎じる手間を感じている人に、漢方煎じ器を紹介します。
煎じる手間を大幅に軽減した機械
文火楽々(とろびらんらん)←楽天・アマゾン・ヤフーなどで購入できます(高額だと思われるかもしれませんが、健康のことを考えれば決して高額ではないと思います)
漢方を煎じる場合、土瓶ややかんを使うのが一般的ですが、手間がかかります。
上の写真の
文火楽々(とろびらんらん)
という漢方煎じ器は、煎じる手間を大幅に軽減してくれます。
火を使う必要がなく、生薬と水を入れてスイッチを押して出来上がるのを待つだけでよいのです。出来上がると「アルプス一万尺」のメロディーが流れます。
上の写真は、生薬の❶「当帰(とうき)」❷「桂皮(けいひ)」の2種類を煎じている写真です。当帰と桂皮がどういう生薬かを説明します。
❶当帰
冷えを改善させる代表の生薬です。他に女性ホルモンを整えたり、妊娠を促したり、安胎をはかったり、貧血を改善させたり、色々な作用があります。味はセロリのような味で、まずい味ではないです。
❷桂皮
皆さんがご存知のシナモンで、甘くて良い香りがします。発汗作用、胃を保護する作用などがあり、気(気分・気持ち・気力など)が身体上部に停滞しているときに、身体下部に流してくれる作用があります。発汗作用があるため、漢方の風邪薬によく含まれています。
気(気分・気持ち・気力など)が身体上部に停滞していると、上半身のほてりを感じることがあります。この場合に桂皮を内服すると、熱が上から下に流れてくれます。そのため、手足が冷えて顔がほてる場合、桂皮は良い生薬になります。
既製品の保険適応の漢方薬も良いですが、漢方茶の効果も人によってはかなり出ると思います。
もし当帰や桂皮が自分の体質とぴったりとマッチする場合、色々なものをブレンドするよりも単独で飲んだ方が効果が出ます。
一種類の生薬がぴったりマッチしている場合は、漢方茶の効果・威力が実感できると思います。
今回言いたいことをまとめると次のようになります。
煎じ器を使って1~2種類だけの生薬にすれば、
①煎じ器を使うので手間が省ける
②たくさんの生薬をブレンドさせずに1~2種類の生薬だけなので手間が少なくなる
③生薬が自分の体質とぴったりマッチしている場合は、漢方茶の効果・威力が実感できる
■院内の手作り作品⑤
上の写真は何に見えますか?
正解は・・・
ペン立てです。よく使うペンとペンライトを立てられるように3つの穴をあけました。
今回使用したのは、ホームセンターで見つけたブビンガという木材で、初めて使う木材です。色や木目が独特で気に入りました。
ただ、・・・ 匂いが・・・!!
出来上がれば関係ないですが、加工中に木くずが出た時の匂いが臭い!! ヒノキや赤松のような良い香りではなく、臭いのです。
脚部分の木材は、以前の木工で出た端材のウォールナットで、猫脚にしています。
上部(ブビンガ)との接合は、ホゾ継ぎです。
次の院内作品は、大物を予定しています。