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運動が続く人と続かない人 ★医師運動動画③★ 肥満・ダイエット外来 

 

●医師運動動画

 

本題に入る前に、運動動画です。

どの運動も体幹がぶれると上手くいきません。

「若くなくても走れる・乗れる!! 医師実践の運動療法」

 

【過去の動画】

★動画★ 医師実践の運動療法② 肥満・ダイエット・漢方外来

★動画★ 医師実践の運動療法①

 

 



 

●運動が続く人と続かない人の違いは?

 

運動が続く人と続かない人の違いは何でしょう?

まず、当院では、患者さんに「運動しなさい」と言うことはありません。

 

なぜ、「運動しなさい」と言わないか?

 

 


 

小さな子供に、「勉強しなさい」といったら勉強する子になりますか? 

勉強しないと将来どうなるか、大人はよくわかっているためつい口癖に言ってしまいがちな言葉です。

また、勉強しないと将来どうなるかを説明してもなかなか勉強するようにはならないでしょう。

その理由も簡単で、今現在勉強していないことでとても不便を感じている、ということがないからです。将来はまだまだ先のことで、子供は今を楽しく生きたいのです。

 


 

同じように、大人が医師から「運動しなさい」と言われたら運動しますか?

運動不足が原因で将来色々な病気を発症したり、要介護の年齢が早くなったり(健康寿命短縮)する可能性があることが分かっていてもなかなかできないものです。

運動をなかなかしないのは、時間がないからという人もいると思いますが、たいていの理由は、子供に「勉強しなさい」と言ってもしない理由と同じだと思います。

 


 

子供が「勉強しなさい」と言われても

患者さんが「運動しなさい」と言われても

今現在 特に困った不調などがない

→やった方が良いと分かっていても、なかなか取り掛かれない

というのが一番の理由だと思います。

 


 

では、どうすれば勉強する子供になり、運動する大人になるか?

子供は、楽しいと感じること以外は自分からすすんでやることはありません。つまり、勉強する子供に育てるには、勉強=楽しい(考えて頭を使うことが楽しい)と思えるようにさせる必要があり、そう導くようにするのが親の役目なのです。

「勉強しなさい」は禁句で、それが原因で勉強嫌いな子供にしてしまうこともあるのです。要するに、どうやって「考えること=面白い」と思わせるかです。

運動を長く続けられるのは、その人が運動=楽しい、と思えているからだと思います。楽しいからやる、つまらなければやらない、ただそれだけの簡単な理由です。

中には健康意識が強くて、不健康になりたくないから続けている人もいるかもしれませんが、運動=楽しいと感じてやっている人よりは続かなくなる可能性が少なからずあるでしょう。

 


 

では、どうやって運動=楽しいと思えるようにするか?

子供に、どうやって勉強=楽しいと思えるようにするか?と同じくらい難しく、こう指導すれば上手くいく、という明確なものは残念ながらありません。

もし良い方法があったら、多くの人が積極的に運動するようになり、膨大な医療費抑制にもつながります。

 


 

「運動しなさい」と言ったから運動するようになる可能性は低く、さらに命令口調のような感じで不快に感じる人もいると思います。もし言う医師がメタボ体型(当院は違います)ならば余計に不快になるでしょう。

その様な理由から、当院では患者さんに「運動しなさい」という言葉を出さないようにしています。

誰もが運動好きになるための良い方法があると良いのですが、まだ見つけられていません。

運動好きになるのは難しくても、

まずは無理のない目標を立てて、健康のためと考えてある程度の期間運動が(少し無理やりにでも)できれば、習慣化してしまい、意外に続けられるようになる例は多いです。つまり、無理のない目標の運動を一定期間は無理やりにでも実行できれば、習慣化できる可能性があるということです。

よって、まずは無理なくできる運動計画を立てて一定期間実行してみる→実行できたら少しだけ難易度を高くしてまた一定期間実行してみる 

といったようにすすめていきます。最初の「まずは無理なくできる運動」は、かなり難易度の低いもので良いし、できなかったとしてもまた違う方法を考え、その繰り返しで良いでしょう。やっているうちに運動=楽しいと思えるようになれば一番の収穫で、その場合はずっと運動を続けられるでしょう。運動=楽しいというところに達しない場合は、習慣化させるところまで行ければ、とりあえずは成功したと考えてよいと思います。運動=楽しいというところまで達しなく、習慣化したという状態だと、途中でまた挫折する可能性もありますが、そうしたらまた無理なくできる違う運動法を考えれて、再開できれば良いのです。大事なのは、「健康意識を強く持つこと」です。この意識が強ければ、挫折してもまたどこかで再開できる可能性が高くなるでしょう。

 


 

自身は運動を習慣化しています。どうして運動が続けられるのかを質問されたら、次のように答えます。

もともと運動好きなので運動します、さらにダイエット外来を診療するので、より運動して皆さんの手本にならなければいけないということがモチベーション維持になっています。

また、以前のコラムで紹介した

おすすめの万歩計https://www.sono-cl.com/column/61/

で、歩いて日本一周させるゲームが楽しくて、さらにモチベーションが上がっています。少しずつ進んで、何年かかけて日本一周するという目標が持てています。

  

モチベーションを上げる方法は人それぞれであり、最適な方法をどうやって見つけるかが重要です。

最適な方法は、外来診療中の会話で見つかることもあります。

 


 

都合により、次回のコラム更新も先になります。